電気の契約プランを変更する節電方法とは

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電気の契約プランを変更する節電方法とは


電気の契約プランを変更するという節約・節電方法があります。
これは、意外と知っている人が少ないのですが、携帯、スマホのプランと同じように、電気料金にもいくつかのプランが用意されていて、それを上手に使うことで驚くほど電気料金を下げることができます。
しかも、結果的に、電力需要のピークを引き下げたり、移行させる行動にもつながります。

なぜ、そのような選択プランがあるかというと、電力会社としては、需要家に常に一定の水準で電気を使ってもらいたいからです。
彼らにとっていちばん嬉しいお客様とは、24時間休まず、また、使う量に変化がない形で電気を使い続ける需要家です。
一般的に電気の使用量は、曜日や時間帯によって、ピークをつけたり、逆に大きく下がったりします。
ピーク時には電力不足になるので、電力会社としてはそこでの電気の使用をおさえてもらい、逆に電気が余っている曜日や時間帯に電力の需要をシフトさせ、電力供給における平準化を図りたいと考えるのです。


電力会社側の都合でつくられたプランではあるのですが、実際にこうしたプランをうまく活用し、会社の経営コストを大きく引き下げているところもあります。

たとえばある工場では、電気の余っている日曜や祝日における電気使用を促進するために電力会社が出している日曜・祝日の電力量料金の単価を大幅に安くし、平日を高くしてあるプランを選択しています。
一方でこれまでの日曜休日を
改め、土曜日を休日にし、日曜日を出勤日として工場を稼動させることで5%近くの電気代の削減を実現しているのです。

これは、電力会社全体で見た場合、平日の電力使用のピークを、休日にシフトさせたという点で、今回の電力需要電力の15%削減に貢献しているといえます。

商品スーパーでも、同じように日曜日と祝日に電気料金が安くなるプランを選んでいるところがあります。
というのは、平日に比べて休日はお客様が多く、売上げが大きく増えるため、どうしても電気の使用量が増えるからです。

平日は若干高くなっても、日曜・祝日の電力量料金単価が格段に安いので、電気代は数パーセント下がるのです。

さらに賢いスーパーでは、この格安な電気を利用して、今まで平日にやっていた食品の包装作業を日曜日にやるようにしています。
これも、電力会社全体で見た場合、間違いなく電力のピークを、電気が余っている曜日に導いたことになります。
このプランによる電気代の削減効果を大きくするため、加工作業を中心に電気使用を平日から日曜・祝日にシフトするということは、そのまま平日の電力の最大需要をおさえることにもつながり、まさしく電力制限令の目的にも合致します。


こうした電気の選択プランは、企業向けだけではありません。
企業向けほど数は多くありませんが、家庭向けにも用意されています。

たとえば、昼間に比べ夜間の電力量単価が格段に安くなり、昼間は若干高くなるプランがあります。
日中は空き家状態で、夜しか人がいないような家庭なら、こうしたプランを選ぶことで契約アンペア数を引き下げる以上の節約効果が得られることもあります。

また、このプランを選択した場合、昼間の電力使用を夜間にシフトするほど、電気代の削減メリットが出ますし、結果的に昼間の家庭における電力需要のピークを抑えることにもなります。

マンション向けに電力を供給しているある会社は、ピーク時の電力抑制を促すため、下記のような料金システムを導入したそうです。
まず、時間帯や季節に応じて、電気料金を変動させます。
そのために、各住戸に、30分ごとに消費電力量を計測できるメーターを設置します。

マンションの住人は、この会社があらかじめ設定した日中の時間帯に電力の消費を抑えると、独自のポイントを手にすることができます。
このポイントは、翌月の電気料金の支払にも利用可能というものです。

ピーク時の電力を抑制し、ピークシフトを促すだけでなく、利用者は、みんなが電気を使う時に節電し、消費電力を減らせば減らすほど、どんどん得をするシステムなのです。
今後、このような新しい取り組みが次々生まれてくると思います。


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