通訳ガイドとは、その定義と国家試験について

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通訳ガイドとは、その定義と国家試験について


通訳ガイドの国家試験は日本政府観光局が行っています。

日本政府観光局は、東京オリンピックが開催された1964年、日本の政府観光局として産声をあげ、50年余にわたって訪日外国人旅行者の誘致に取り組んできた日本の公的な専門機関です。
日本政府観光局のホームページに掲載してある通訳ガイドの定義は下記のようになっています。

「通訳案内士の規定により、報酬を受けて外国人に付き添い、外国語を用いて旅行に関する業を営もうとする者をいいます。
そのために、通訳案内士試験に合格し、都道府県知事の登録を受ける必要があります。
通訳ガイドは、単に語学力が優秀であるだけでなく、日本の地理、日本の歴史、さらに産業、経済、政治および文化といった分野に至る幅広い知識、教養を持って日本を紹介するという重要な役割を負っています。
外国人旅行者に日本の良い印象を持って帰ってもらうことは、正しい日本理解の第一歩となり、通訳ガイドの仕事は、民間外交間とも言える国際親善の一翼を担うやりがいのある仕事です。


通訳ガイド国家試験の外国語筆記試験は、日本政府観光局が示す「通訳案内士試験ガイドライン」に、下記のように示されています。

「外国語についての筆記試験は、通訳ガイドの業務を適切に行うために必要な読解力、日本文化などについての説明力、語彙力などの総合的な外国語の能力を問うものとする」

言いかえれば、外国語筆記試験問題は、言語に関わらず、日本事情や旅行に関する広範囲な内容を試験問題としているということです。
テーマ別にいうと、日本の文化、歴史、宗教、経済、芸術、文学、旅館などの旅行施設などの知識です。

したがって、英語による筆記試験に関しても、「日本に関する知識を広く浅くもつこと」「それらを英語で表現できる能力が問われる」のです。

通訳ガイドの試験を受験しようとする人には、日本国内の旅行や名勝地についての知識、それに伴う日本の文化、地理、歴史や、現代の社会現象などに関心を持つ必要があります。
そして、それらの事象を英語でどのように表現するかという関心があることが望まれます。

それらの基礎資料は、日本を紹介する英文の著書や、神社仏閣、景勝地、博物館、さらには、東京や京都などの大都市の観光窓口に設置している英語パンフレットなどとなります。
それらの資料に日頃から関心を持って、目を通すことも1つの方法であると考えられます。


通訳ガイドの英語筆記試験について

外国語筆記試験の内訳は下記のようになります。

「出題は概ね、外国語文の読解問題2題、外国語文和訳問題1題、和文外国語訳問題1題、外国語による説明問題1題を基準とする。」

日本政府観光局はガイドラインの外国語筆記試験の方法につき、下記のように記しています。

「言語によっては、完全なマークシート方式または、マークシート式および記述式の組み合わせによる出題とする。
後者の場合、和文外国語訳問題1題、外国語による説明問題1題は記述式により出題するものとする」

最近の英語の問題をみてみると、免除用件の英検1級所持者やTOEIC840点以上の取得者の英語力との統一化が図られていると考えられます。

そして、問題の傾向と対策は下記の5つにまとめることができます。

・日本文化に関する長文が出題される→日本事象の基礎知識を知り、長文を読解する力を養うこと。
・内容一致問題→正確に文章を読む力を養うこと。

・空所補充問題→前後関係から考える力を養うこと

・同義語・類義語を見つける→語彙力を養うこと

・並び替え問題→文法力を養うこと


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