犬など動物の下痢の種類と危険な下痢の見分け、対処方法

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犬など動物の下痢の種類と危険な下痢の見分け、対処方法


正常な便よりも、水分が多く含まれている状態を下痢と呼びます。
便の水分が増えると軟らかい便となり、さらに水分が増えると水のような便となります。
下痢が起こるメカニズムにはいくつかあり、腸の中で消化や吸収されなかった物質によって起こる浸透圧性下痢、細菌、ウイルス、毒素によって腸液の分泌が増えて起こる分泌性下痢、さまざまな原因で腸の働きが活発になりすぎて起こる運動障害性下痢、感染、原因不明の炎症、がんなどが腸粘膜を荒らして起こる炎症性下痢などがあります。

下痢には数日で自然に沿ってしまう軽度のもの、症状が重く検査や治療が必要な重度のもの、なかなか治らない難治性のものなど、さまざまなパターンがあります。
特に、重度なものと、難治性のものは、動物病院で検査や治療が必要となりますので、注意が必要です。

下痢が重度かどうかを判断するためには症状が重要です。
元気が低下している、ぐったりしている、食欲が低下している、いつもより体重が減少している、下痢に赤い血が混じる、下痢が真っ黒い、嘔吐もみられるなどは重度のサインです。
これらが犬などの動物にみられたら動物病院へ行きましょう。
下痢が見られても、動物が元気で食欲もあり、翌日に下痢がよくなっていれば、そのまま無治療で様子をみてもよいです。
ただし、翌日以降も下痢が続き悪化していく場合には脱水などを起こしている可能性もあるため、動物病院を受診しましょう。
また、動物が元気で食欲があっても、下痢が1~2週間以上続く場合には、なかなか治らない病気が原因となっている可能性がありますので、動物病院を受診しましょう。


犬など動物の下痢の種類と危険な下痢の判断、対処方法

下痢の様子やその他の症状から、下痢を急性下痢と慢性下痢、さらに小腸性下痢と大腸性下痢はそれぞれ特徴があります。
小腸性下痢と大腸性下痢を区別することで、小腸と大腸のどちらに病気が起こっているのかを予想します。
ただし、小腸と大腸の両方に病気が起こっていることもあるため、必ずしもこの2つを分けられないこともあります。

・急性下痢
下痢が1~2週間以内に良化してしまうものを急性下痢と呼びます。
下痢が数日で自然によくなっていく軽度の急性下痢の場合には、動物病院での検査と治療は最小限、もしくは必要ないことが多いでしょう。
ただし、
元気が低下している、ぐったりしている、食欲が低下している、いつもより体重が減少している、下痢に赤い血が混じる、下痢が真っ黒い、嘔吐もみられる場合にはすぐに動物病院へいきましょう。

急性下痢の原因はたくさんありますが、動物病院で検査を行っても原因を特定できないことも少なくありません。
動物病院で検査をおこなってもらい、入院治療や外科手術などが必要ないと判断された場合には、点滴や薬で治療し、数日間様子をみてもいいでしょう。
ただし検査結果に重度の異常がみられた場合には、入院治療が必要となることもあります。

・慢性下痢
下痢が1~2週間以上続いた場合を慢性下痢と呼びます。
慢性下痢は、なかなか治らない難治性で進行性の病気が原因となっていることもあり、動物病院での詳しい検査や治療が必要となります。
慢性下痢を起こしている動物の元気、食欲、体重が減少している場合には、特に注意が必要です。
体重が健康時よりも10%以上減少している場合には、命にかかわる重篤な病気にかかっている可能性もあります。

慢性下痢の原因は数多いので、原因を明らかにし、治療方針を決定するため、動物病院で多くの検査が必要になることがあります。
また、これらの検査で病気を明らかにできない場合には、開腹手術を行うこともあります。


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