梅毒とは、感染症状と感染経路、増加原因を解説

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梅毒とは、感染症状と感染経路、増加原因を解説


梅毒とは、かつて「不治の病」といわれていた性感染症です。
その梅毒が近年、猛威を振るっているといいます。
国立感染症研究所のデータによると、2011年には全国で827万人だった感染者数が2015年は2607人に増加。
さらに2016年の7月には2000人を超え、2015年以上のペースで増えているのです。

そして、深刻なのは女性の感染です。
2010年以降の5年間で
5倍にもなっているのです。
特に東京都では10倍以上の激増となっているといいます。


そもそも梅毒とは「梅毒トレポーマ」という細菌が引き起こす性病であり、感染経路は主に性的接触によります。
通常、1~3ヶ月で皮膚や粘膜に発疹やリンパ節で腫れが現れ、そこから数ヶ月間かけて全身に菌が広がります。
感染症状は、次第に赤茶色の発疹が現れ、微熱や倦怠感が続き、さらに進行すると骨や臓器、神経や脳が侵され、最悪の場合は死に至ることもあります。

しかし自覚症状が出づらいため感染に気づかないまま、さらなる感染を引き起こしてしまうのです。
多くの人が感染していても気づかずに吹く数人と性交渉をしてしまっている現実があるのです。

また、検査を受けて陽性だったとしても、痛みなどの症状がなく隠したままにしている人もいるとか。
そのような状態で避妊をせずに性交渉をすればどんどん感染者が増えてしまうことになります。

事態を悪化させているのはこのような隠れ感染者の存在です。

感染すると湿疹が出ますが、しばらくすると症状がなくなり、表面上は治ったように見えてしまうのです。
しかし、菌は体内で増え続け、治ったと勘違いしたまま性交渉をし、さらなる感染拡大を引き起こしてしまう場合もあります。

さらに、梅毒はHIVなどの性病と比べ、感染力が非常に強いのも特徴です。

キスはもちろん、食事の際のハシやコップに付着しただ液に含まれる病原体が傷口から侵入し、感染することもあります。


また、感染が増加した原因には、近年の中国人観光客の影響も大きいといいます。
というのも、中国では梅毒感染者が2013年の時点で40万人と極めて多く、中国人が風俗店で遊ぶことで感染者が増えたという話もあるのです。

しかし、風俗店の女性だけでなく、一般女性でも、パートナー男性の感染が発覚するまで気づかない人も多いのです。
一般女性は定期的な健診を受けない上自覚症状がないためでしょう。
また、梅毒は20~24歳の若年層に多く、その下人はスマホによる影響も大きいといわれます。

スマートフォンの普及や見た目がかわいい出会い系アプリが増えたことで、若い女性が見知らぬ男性と気軽に出会えるようになったことが感染の拡大した要因であると考えられるのです。
また、若い女性には梅毒の知識がなく、存在自体知らない人も多いという問題もあります。

そうなると、一時的に発疹があって性交渉を控えていても、症状がおさまると、完治していないのに安心してしまい、受診しない人も多くなってしまうのです。

しかも妊娠期に感染していると母子感染の恐れもあります。
子どもは先天性梅毒になったり、最悪、流産してしまう場合もあります。
このようなことを避けるために、妊娠前は一通りの性感染症検査を受けましょう。

最も危険なのは症状が治まったからといって治療を放置することです。
手足や性器に痛みのない湿疹が出た場合や、微熱や咳が続く場合は早期の検診をおすすめします。
また、梅毒に感染している人はHIVを合併感染している事例も多いため注意が必要です。


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