CD製作に関わる仕事の一覧と解説

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CD製作に関わる仕事の一覧と解説


ほとんどのCDにはクレジットページがあり、その作品にかわったたくさんの人たちの名前があります。
そこには主に作品の製作に直接関わったスタッフやミュージシャンやプロデューサーの名前があり、スペシャルサンクスというくくりでアーティストを支えてくれた人の名前も見かけることがあります。
下記に紹介するのは、そんなCDの政策に関わる重要な職種です。

プロデューサー

作品はあくまでもアーティストのものであったとしても、アーティストの魅力を最大限に引き出し、磨き、セールスに対しても責任を負う極めて重要な役割を担うのがプロデューサーです。
80年代以降、現在に至るまで、海外ではミュージシャン・プロデューサーよりもエンジニア・プロデューサーが活躍してきました。
録音技術や録音機器の急速な進歩の中で、より印象的なサウンドを創り出そうという機運も背景にありました。
同じプロデューサーのプロデュース作品をさかのぼって顔も止める音楽ファンも多数いました。
ですが、日本ではエンジニアは録音技師と呼ばれ、裏方のスタッフの一人というイメージが強く、その役割の重要さに対して評価が低くなっています。
大半はミュージシャンがやがてアレンジャーとして経験を積み、ある日を境にプロデューサーとなるケースがほとんどです。


A&R

アーティスト&レパートリーの略です。
かつてはレコードメーカーの製作担当者はディレクターと呼ばれ、レコーディング現場を取り仕切っていました。
優秀なディレクターは制作費の管理はもとより、楽曲の選択やアレンジャーへの発注やスケジュールの組み立てから、宣伝や営業への指針を示すなどの基本的な仕事のほか、演奏のディレクションやボーカルのディレクションでも大きな力を発揮しました。

現在はA&Rという肩書きに変わっています。

レコーディング・エンジニア

プロデューサーでなくともレコーディングにはレコーディング・エンジニアが必要です。
数多くの機器を駆使し最良の音を録るには、経験とたゆまぬ研究が必要です。
その職種に就くには専門学校を経た人もいれば、独学で学んできた人や、元ミュージシャンなど入り口はさまざまです。
ほとんどの場合、レコーディングスタジオのアシスタント・エンジニアとして経験を積むことになります。
スタジオによってはアシスタント用に仮眠室なるものがあり、深夜に及んだレコーディングの際に仮眠を取り、翌朝の仕事に備えるわけですが、ほとんどその部屋に住んでいる人もいるほど過酷な仕事が続き、やがてエンジニアとして独り立ちしていきます。


アートディレクター&グラフィック・デザイナー

アナログのレコード盤からCDに移行して、現在はついにノンパッケージの時代に突入したと言われていますが、時代はどうあれ、パッケージはなくならないし、そのアートワークは重要です。
音楽がファッションと密接な関係にあるように、グラフィック・デザインも同様で、時代の空気を反映しています。
楽曲に内包するメッセージやイメージを狭い表紙の中で表現するのがその仕事です。

スタジオミュージシャン

アレンジャーの譜面をもとにレコーディングセッションを渡り歩き、熱い演奏を繰り広げる専門職です。
スタジオミュージシャンが多忙を極めたのは80年代から90年代中頃までです。
その後、ハードディスクレコーダーの急速な進化にともない、少々雑な演奏でも良い所だけをエディットしてつなげてしまえば成立するという悪しき風潮と余計なニュアンスは要らないという打ち込みのワングルーヴ・リズム中心の音楽の台頭により、めっきり仕事が減りました。

しかし、最近はまたスタジオミュージャンの存在が見直され始めています。
実力のあるミュージシャンはいろいろなレコーディングセッションやライブに呼ばれ大忙しです。
パートとしては、ドラム、ベース、ギター、ピアノ、シンセサイザー、パーカッション、そのほか、弦楽器や管楽器や民族楽器などあらゆる分野の名手たちが、あらゆるセッションで素晴らしい演奏を見せてくれています。


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